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直江津港の有効利用
直江津港は上越地域で唯一の大規模港湾ですが、取扱量から見ると衰退の一路をたどっています。平成13年から24年までの入港総トン数の経緯で見ると、毎年連続して激減しており平成24年は10年前の約3分の一。輸出貨物の総取引量でも10年前のほぼ3分の一です。
この現象をなんと見たらよいのでしょうか。
おまけに佐渡航路の乗客数も10年前のほぼ半分弱です。
上越市はいったい何をこの10年間やってきたのでしょうかね?
(上越市に怒っても仕方ないですね、上越の経済が日本の景気に合わせたのかしれませんが、ここ10年にわたって疲弊してきているということなんですから)
そのうちに港の存在価値が無くなるよ。と聞こえてきそうです。
この辺の数字からも、いかにこの上越地域が発展から取り残されているかがわかります。
直江津港は国全体から見ても、その地位が落下の方向にあることも推測できます。
そしてだれも、直江津港(上越市)の衰退を口にしていない、危機感を感じていないのです。→→→→ いそいそと職場や議員の団体で直江津港近くの火力発電所に見学に行って、従業員が多いなとか、規模が大きいなとかに感嘆している。LPガスの発電所ができれば、なんだか景気が良くなるような気分になっている。
そして、政治家は火力発電所を誘致したことを誇らしげに話してみたり、市にとって収入となる固定資産税や税金は膨大であるなんて話を得意げにしています。
火力発電所は直江津港を立派にしてくれません、上越以外のどこかの電力を創ってるだけです。直接、上越の経済力(エネルギー)活気とは関係ないのです。
ですから、現状は衰退いている直江津港ですが上越地域の大きな財産であることは間違いないのですから、之を有効利用して上越にお金が入ってくるという仕組みを模索してゆかなければいけません。
佐渡航路なども直江津港の復活に欠かせないものですから、それを含めた対策がもちろん必要です。
近年、海外の観光客でも日本の富裕層でも、客船のクルーズ旅行がはやっています、九州の多くの港で、クルーズ客船の受け入れについて研究されていますが、直江津ではどうでしょうか。
検討する価値は十分にあると思います、もちろん観光の大規模施設として、春日山城の再建は必須で高田城と連携した、観光ルートも模索すべきだと考えます。妙高地域のスキー、高田仲町の復興、など、総合的に見て上越に魅力がなければ観光のクルーズ客船などよってくれるはずがありませんから、これも百年の計のような話になりますがなにかを機転として、上越で進めてゆかないと、なんにもない地方都市になってしまいます。
この文に直江津港の有効利用なんて大げさな見出しをつけましたが、目的は春日山城の再建なんです、春日山城という全国的に知名度のある物価資産の再建がなれば、そしてそれが来場するお客に受け入れられれば、当然大型のクルーズ船なんかがくるようになるでしょうし、そのことは都市の観光開発で一定のステップポイントにもなると思います。
有名な観光地で港を持っているところは、大型クルーズ船の誘致はすでに十分検討されており実績のあるところも多くありますが。資料として何個かあげてみました。
現状で大型客船が直江津港に入ることは100%考えられませんが、もしはいってくれたらそれに耐える観光資産は?どうでしょうか。
直江津港はいろんなポイントから、そして歴史的にも活性化を検討する価値のある港です。
>>直江津港の有効利用
・寄港1回で経済効果は4400万円
・井出環境庁長官の談話
・資料1:外国クルーズ客船寄港による福岡市経済への波及効果等調査概要
・資料2:外国クルーズ客船寄港による福岡市経済への波及効果等調査 |
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